【G‐510 試験使用報告書】 オイル流出 鳥類及び野生動物保護区域

GME(株)

野生動物保護区域のオイル流出に関わった人たち:大手石油会社、内務省、スポーツ漁業野生動物局、そしてGMEの最終目標は野生動物保護区域の自然な状態を回復させることでした。この区域を最近調査したところ、この目標は達成できたということです。
この区域を自然に戻すことに努力した各団体は賞賛に値する。野生動物保護区域は渡り鳥にとって重要な途中休憩の場です。一度は鳥を驚かす場所になりましたが、石油会社のもともとの計画のと通り、野生動物保護区域は再び鳥類野生動物保護区域に戻りました。この報告のはじめに明示されていますが、G-510は汀線を燃やす補助作業として清掃に加わってきました。
将来、またオイルの流出が起きた場合、水の量が十分で油漏れの量が多すぎないかを判断するため、燃焼やその他の作業を行う以前にGMEに状況観察と判断してもらうことが最良の方法だと思います。もしG-510が油を分散するのに用いられたならば、水自体はもちろん、野生動物や植物にも害を与えることなく、そして燃焼作業や汀線から残留物を取り除く作業もせずに清掃が遂行されます。

=== G-510が活躍しました ===

1973年4月中旬、ある大手石油会社が鳥類野生動物保護区域で起こったオイル流出の除去を手がけました。パイプラインの破損が原因で起きた漏れは、夏に北へ向かう途中に降りてくる渡り鳥(多くはカイツブリとマガモ)にとって危機をもたらしました。そのため、石油会社は早急に清掃作業を開始致しました。
これには2つの重要な問題がありました。
(1)鳥の洗浄
(2)そしてそれ以上の鳥類の大量死を防ぎ、その区域、及び周辺区域の生態バランスを回復させるため、その区域を清掃すること。

米国内務省、及びスポーツ漁業野生動物局の主催で、その区域の清掃は3つの作業に分けられて行われました。
(1) 手作業により汀線沿いにあるアシの茎に集まった油の沈殿物を取り除く。
(2) 油を燃やす。
(3) 化学薬品G-510を用いて油を分散させる。

この報告書は上記作業3番目の項目、G-510の使用について記載されています。
下記はGMEの代表者らが、オイル流出への関わりについて提出した報告書です。

石油会社のくみ上げ所に戻り、保護区域清掃確認責任者である、米国スポーツ漁業野生動物局の代表者らと会いました。油で覆われた鳥をどうやって私達が洗浄できるかを説明しました。油膜、湖に映る虹のような油、それに汀線にあつまった油を乳化するため、G-510を使用する可能性についてその時点で石油会社はまだ決意していませんでした。私達が到着する以前に油を燃やす作業が開始されていて、私達が苛間にも約80%の油が燃やされていました。そして黒いパラフィンのようなドロドロとした油状の沈殿物が残りました。しかし、まだ大量の油が湖に浮いており、その油膜を乳化させるために必要な設備とG-510の割合を決めるため、調査を開始しました。
更に私達は、汀線からできる限り油を乳化させて洗い流すにはG-510とどの装置が最も効果的であるか決断しようと努力しました。はじめは燃やされた油からできた沈殿物に十分な効果を発揮するのは極めて困難であることが分かりました。しかし、圧力を更に強く与えると分散しやすくなりました。
同じ日に、米国オーデュポン協会と協力して鳥を集め、この報告書に添付してある用法に基づきG-510を用いて洗浄しました。このとき本剤は非常によく効果を発揮しました。G-510は内部的にも外部的にも非毒性なので、鳥に有害な副作用を与えることはありません。
しかし、アヒルは完全にきれいになったにもかかわらず、羽をくちばしで揃えるときに大量に油を摂取しており、原油の過剰摂取の為心でしまいました。
私達はスポーツ漁業野生動物局、及びオーデュポン協会の人たちに鳥の洗浄方法を指示し、清掃援助のために現場に戻りました。その時点で石油会社の人たちはG-510を試してみることに決定しており、保護区域での2日目の終わり頃、軽量スプレー装置を用い西側汀線の一部を清掃しました。一見すると、この装置は変化を起こすには圧量が不十分のように思えました。そして、翌日はもっと圧力のあるポンプ式装置を使用したほうが良いといって帰りました。
翌日(土曜日)GMEから第2団が保護区域に到着したとき、汀線は改善の兆しを表していました。水は薄茶色にになり、油は油の外観を失っていました。石油会社の人たちは喜び、燃やすことができなかった油を乳化させるようにゴーサインしました。
現場にはたくさんのボートを持ち込み、その上にスプレー式の高圧ポンプを乗せました。この装置にはG-510の流れをコントロールするための注入器も装備されていました。(このシステムは1平方インチ当たりに約70?80ポンドの圧力が支給される。圧力は適量ではあったが、油を早急に乳化するには、150ポンドの圧力を加えた方が効率が良いと思われる。)
吸い上げホース(直径2インチ)は湖から水をくみ上げるためにポンプに取り付けられた。作業を遂行するために十分な量のG-510が使用できるように、そして多く使いすぎて泡が出ないようにコントロールバルブも備え付けられました。これらの設備は湖全体に用いられ、下にスプレーして上にかき上げ、油膜や浮いている油も乳化しました。更に、植物、石、それにセメントダムの方を洗い流すため、汀線沿いにも用いられました。
これらの作業にG-510は優れた効果を発揮しました。
説明しますと、G-510はコロイド性分散剤であり、様々なタイプの油を分散させて摂取します。油脂にしみ込んで細かい粒子に分散させて、コロイドで囲む能力を持ち合わせています。そして油の中のイオン系の科学的結合を破壊し、コロイドのクローン効果に置き換えます。つまりブラウン運動です。その反応で、油は表面に再び結合する事も沈着する事もできず、本質的に水に溶解でいる性質をとるのです。この反応は電子顕微鏡を使用すれば実際に見ることができます。オイル漏れや似たような状況では、G-510が油脂を分散させ、分離した状態になり、自然にバイオ分解するため、他のオイル流出清掃法に特有な問題が生じないということです。更に、私達は定評のある海洋毒性規制量をはるかに下回る独自の研究所の試験データを持っています。最も重要なことは、G-510が7日間で生態系の中で、自然に99%分解されるということです。これは生態系の最適条件であり、公害源と知られている成分は一切含まれておりません。
野生動物保護区域のオイル流出にG-510を用いる基本前提は、G-510が原油を単純な分子構成に分解し、したがって油が水に溶けるのを可能にすることです。これは、水域全体で均等に分解します。よって、日光、バクテリア、自然植物、動物などの働きで原油を非毒性にし、油の性質を持たない要素にバイオ分解し、約14?30日溶解酸素を作ります。 この油流出清掃方法は野生動物、水資源や環境にとって有益であることは明らかです。そして、本製品を使用することによって、これまでは作業を完了するために要された、すくい取り作業、ポンピング、人力や機械力を用い費用がかかる作業などが避けられます。前期作業には時間、人力、設備など莫大な費用のかかる要素が含まれます。従って、G-510の使用によっては費用が多くなる可能性もありますが、作業が滞りなく行われ、そして適した管理下では、費用が安くおさえられます。野生動物保護区域で流出した油の量から見積もって、効果的に作業を遂行するには46バレルG-510、合計で$6,100要したと思います。